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ハロヲタが好き勝手書いているところです。女です。華の88年生まれ(って情熱大陸が言ってたもん)。

中田裕二 ツアー'15 BITTER SWEET @ 日本橋三井ホール

特に用がなくても、100均で商品を眺めるのが好きで、

「2個で100円」とかいう細々したお菓子買って帰る癖を直したい私です。

 

オホン・・・・。

 

2/15(日) 表題通り、中田さんのライブに行ってきました。

 

今も夢見心地・・・。

めちゃくちゃ素晴らしいステージで、

中田さんやサポートメンバーの皆さんが紡ぎだす音、

照明の演出、

ホール内のありとあらゆる要素と空気にベロンベロンに酔いました。

 

ざっくりしつつも、長い内容になりそうです。

 

今後こちらの会場に行く予定の方、

今回ライブに行けなかった方に何かお役に立てれば幸いです。

 

※セットリストを含みますので、内容を知りたくない方は、ご注意下さい。

 

お付き合い下さい。ではスタート。

 

日本橋三井ホールについて】

三越前駅と地下通路で直結しているCOREDO室町というビルに入っています。

エントランスは4階、そこからエスカレーターで5階のホールに向かいます。

エレベーター使って、いきなり5階に行かぬようお気をつけ下さい。

 

<メモ>

お手洗いは、早めに済ませる or COREDO内のB1F等、人が少ない場所で済ませる事をオススメします

 

特に女性の方!開場直前は特に混み合います。

また、ホール内のお手洗いも、混んでいます。

お手洗い休憩時間も含め、余裕を持って会場に到着することを勧めます。

 

【ホール内の雰囲気】

天井が高く、開放的な雰囲気です。

前方(ステージ側) 70%スタンディング/後方 30%映画館のような固定式の椅子

スタンディングエリアが広いので、ライブハウスのように混み合う感じはなく、ストレスが少ないです。

 

そして、日本橋という土地もありますが、こちらのホールは中田さんにとても合う。

ワイワイするぜ!というより、酔ってね♡という音を好んでいるかのようなホール。

 

今回のライブを含め、この会場を使うのは回目

ご本人も大好きなホールのようです。

 

※MCでは「先日別の方に(ここのホール使用回数)記録を塗り替えられました・・・!それは、宇崎竜童さんです!!!!仕方ない!!!!」と冗談交じりで悔しがりながら笑っていました。

 

【ライブ内容】

 

中田さん、黒スーツ、でもそのスーツが大きめのラメが付いてて、かなりトレンディ!

全身キラキラです!!!!

インナーには黒のTシャツに、ネックレス。

シンプル・イズ・ベストってやつですね。

まぁ、キラッキラの時点でトレンディすぎて派手なのですが(笑)

似合っちゃうからすごい。

 

 

最初の1曲目は、アルバム『BACK TO MELLOW』の3曲目に収録の

 

世界は手のうちに

 

イントロが短いので、会場も一瞬でライブスイッチが入ります。

雰囲気をがっつり中田ワールドに塗り替えて行きました。

 

その後、順番は曖昧ですが・・・・全曲網羅していると思います、おそらく。

※『BACK TO MELLOW』収録以外の曲は、カッコ書きで収録作品を記載

 

未成熟

かっこ良かった〜。

歌詞の世界観が変態ですごく好きなんです。

「出来上がったものには 特に興味はないんだ 定まらない心と 柔らかな素肌」

中田さん、変態だな〜って思います。笑

今回のツアーパンフ『居酒屋裕二』にも記載されていますが、谷崎潤一郎の『痴人の愛』にインスピレーションを感じて書いた曲とのことで納得。

 

 

髪を指で巻く女

ライブではお決まりかもしれませんが「髪を指でいじっては」という歌詞で

髪の毛をいじる中田さん。色っぽかったです。

「君の前ですでにスタンバイ」という歌詞では、しゃがみこんだり。

全身が曲の世界におもっきし浸っていて、かっこよかった。

 

 

デイジー(アルバム『MY LITTLE IMPERIAL』収録)

可愛らしさと物憂げな様子、この曲が放つ感情。

会場の空気も、優しく苦く、変わりました。

口ずさむ女性が居たり、柔らかいメロディに心地よく漂うような時間。

 

 

愛の摂理

あーかっこいい。あーかっこいいなぁ。

この曲、かっこいい。一歩間違えるとエロ、それをセクシーで留める、中田さん。

プロフェッショナルです。

カトウタロウさんのギターテクも刮目して見ておりました。 

気持ちよさそうに弾いている姿、キラッキラしてましたね。

あと、カトウタロウさんが帯同しているツアーでは、カトウさんのコーラス、是非とも聴いていただきたい。

MCが面白くて、喋ると爆笑なのですが、曲が始まって、ギター弾いて、ハモり始めたら「只者ではない・・・・」と思わされます。

このギャップもカトウさんの素敵なところ。ファンです。

 

 

誘惑

ベースラインかっこいいですよね、この曲。

サポートメンバーの真船勝博さん。必死こいて弾くというより、音と同化して自然に音が出てきちゃうような姿。でも、がっつりベースを決めてくれる。

「自分がサポート頼まれたらベースをやりたい!」って言っている中田さんが、絶対的信頼を置いているベーシストだ、という佇まい。

 

 

そのぬくもりの中で

中田さんの素敵ポイントは「愛してるだの何だの言わず、情景でそれを伝えてくる」所。

素敵ポイントを実感できる曲です。

中田さんの曲の中では、結構ストレートなラブソングかと。

知らない人に聴いてもらうには分かりやすいと思います。

 

 

PURPLE

ぎゃーかっこいい。大人のロック!!!

激しさの中にも息を吸う余裕を与えてくれる。

この曲は、椿屋サウンドが一番好きだって方には堪らんでしょう、きっと。

エレキギターをかき鳴らしながら、頭を振り乱す中田さん。

飛び散る汗が照明でキラッキラ。

汗がキレイなのは℃-ute矢島舞美ちゃん以外認めていませんでしたが、この瞬間、中田裕二氏もマイベスト・スウェッターに加わりました。

 

 

ドア

「大人への応援歌」 by 中田裕二

その言葉にふさわしく、昇りゆく太陽の光を全身に浴びられるような曲。

優しくも力強く背中を叩いてもらうような。

私もグッと来ちゃいまして(笑)

目から汁が出る前に気持ちを静めようとお客さんを眺めていたんですが、涙拭ってる女性がチラホラ・・・。

なーんだ同じじゃ〜ん♡

 

 

薄紅

この曲の重量を受け止められる器を私は持っていないので、聴く度に息が苦しくなってしまいます。

世界観を包みこむ位の余裕が欲しいですね。

まだまだ幼いな、と思わされる。大人な一曲。

 

 

モーション(薄紅 配信版に収録 / iTunesで購入可能)

iTunesで試聴した時に「はぁぁぁぁぁあ(*・Д・*)!」っとした曲だったのですが、配信限定なのでライブで歌うとは思っておらず。

イントロで「はぁぁぁぁぁあ(*・Д・*)!」再来!!!!

一緒に来ていた仲間と「やばっ!」と大興奮してしまいました。

ドラムの小松シゲルさんのビート、かっこよかった。

ただひとつ!リズム早取りの癖直してもらえたら嬉しいです!!!!

 

 

LOVERS SECRET

中田さん楽曲で3本の指に入るくらい好きな曲。

会場も大盛り上がりでした。めちゃめちゃバブリーな世界観、大好き。

踊り狂ってて、楽しかった記憶しかありません。すみません。

けど、これだけは覚えてる。

キーボードの奥野真哉さんが中田さんと呼吸を合わせて、しっかりサポートしていて、さすがでした。 奥野さんのキーボードが無いと、寂しいです。それくらい大きな存在。

チャラ男キャラ、とてもいいです。笑

 

MIDNIGHT FLYER (アルバム『アンビヴァレンスの功罪』収録)

「どうも!機長の中田裕二です!」とビシッと敬礼する中田さん、チャーミング!笑

MCバックで流れているインストと「機長」という言葉でピンとくるファンたち。

中田裕二ライブの鉄板ソング!!!!

ファンの合いの手、振り、一体感!!そりゃあ、盛り上がる!!!

これからも必ず歌って欲しい。

 

 

ユートピア(アルバム『アンビヴァレンスの功罪』収録)

中田さんの美しいファルセット。滑らかなファルセット。

それがロックサウンドと相まって、すごい色気。

この曲、かっこよく歌えたらモテるんだろうなと思います(笑)

種を植えなきゃいけない男性的本能と、種を宿す壌土である女性的本能。

この交じり合いって美しいです。

自分が女だからかもしれませんが、女性アーティストが醸し出す男性的本能より、

男性アーティストが醸し出す女性っぽさの方にホイホイ惹かれますね。

 

 

MY LITTLE IMPERIAL(アルバム『MY LITTLE IMPERIAL』収録)

「皆さんと一緒にやりたいなーって事があるんですが、いいですかー!」

「僕と同じメロディを続けて歌ってくださーい!」

「せーの!ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜!」

本ライブの王様の言うとおり、観客も「ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜」と続く。

けど、ドSな王様です。難易度上げてくるwwww

同じラララでも使う音増やしてくるwww

必死についていく観客www

私は途中で匙投げました(笑)

 

そんな王様に翻弄されたまま

 

「俺だけの王国!MY LITTLE IMEPERIAL!!」

 

でイントロ。

 

ずるいですよ、本当にずるいですよ、中田裕二という人は。

グイグイ自分のペースに観客を巻き込んでいってしまう。

こちらの曲も、もちろん盛り上がりました。

 

 

FUTEKI(アルバム『MY LITTLE IMPERIAL』収録)

歌詞の「女」という所で観客の女性を指しながらステージを歌い歩く姿は、暴君!笑

でもその「女」に振り回される弱さも演じる中田さん。

こんな百面相観たら、演技の方にもお声が掛かるのは分かります。

(映画『誰が心にも龍は眠る』・・・なんの話?笑)

けれど、中田さんの作った世界の中だから、自由に、歌って、演じられる。

別の王様の下で演じる中田さんは、中田さんぽくないですもの。

 

 

LOVER椿屋四重奏アルバム『TOKYO CITY RHAPSODY』収録)

個人的には、椿屋時代の曲をライブで歌わなくてもいい日が来て欲しい。

なんか悔しいんです。椿屋の曲が中田さんのソロ曲より盛り上がるのが!

帰りに「やっぱり椿屋時代の方が好きだわ〜」とかいう感想も聞きたくない!笑

コンポジとか、アルバムツアーとは別枠で行うライブ等に椿屋曲は取っておいて欲しいなぁと思います!個人的に!

 

 

 

ラストの曲は、

サブウェイを乗り継いで

キーボードの奥野真哉さんがアコーディオンを抱えた瞬間、分かりました。

「来るぞ、名曲が」と。

 

良い曲、本当に良い曲。

何者にも縛られず、時々誰かの力を借りて、今日も生きる。

何をしたらいいか分からないけれど、今日も負けずに生きる。

夢のために。浪漫のために。

 

歌ってる時の中田さん、すごく幸せそうでした!

 

「♫水色の地下鉄に転がる〜 東西線!」

「♫今宵は黄色の地下鉄で〜 銀座線!」

 

と自分で解説してる姿がお茶目。

 

語りの部分はカトウタロウさんがやるのか?と思ってましたが、ここは王様ですね。

中田さんが、さすらい人のように、猫背で気だるそうに、語る。

その姿に観客も笑顔。

 

曲が終わり、舞台袖から濃厚な投げキッスを飛ばしてから、立ち去る中田さん。

「キャァ♡」という女性の黄色い悲鳴が聞こえました。笑

 

アンコールは、

ランブル椿屋四重奏アルバム『TOKYO CITY RHAPSODY』収録)

以下同文。

良い曲であることに変わりないけど、椿屋曲無しでライブが盛り上がることを願います!!!

 

灰の夢(アルバム『MY LITTLE IMPERIAL』収録)

暫く聴いてなかった曲なので、良さを再確認できました。

聴きながらふと、

 

「ソロになって、もう4年くらいかー。」

「その間に沢山曲を出してくれてるから、短くも濃いなー。」

「ソロになってから、やりたいことをこれまで以上にやってて輝いてるな。」

「ずっと歌い続けて下さいね、中田さん・・・!」

 

なんて冷静にステージを眺めていました。

 

 

そんなこんなで大充実の約2時間のステージが終演。

 

 

ツアー毎に、中田さんの自由度が増して、楽しそうな表情が多くなってきている気がします。

 

本記事中にも書いてますが、椿屋曲が無くても、会場が熱くなってもらいたい!

過去との決裂という意味ではなく。

中田さんが歌いたくて歌ってるならいいんですが、椿屋曲が有ったほうが盛り上がるからって理由で歌ってるなら、悲しい。

 

中田裕二ソロ曲だけで観客を満たしてもらえる日が、早く来て欲しいです。

 

あの、フレミングの左手の法則みたいな手を突き上げて、ぐるぐる回すのは、椿屋時代で終わり。

 

これからは、クラップ・横ノリ・ダンス・・・・大人の楽しみ方をしたい。

 

楽しみ方は人それぞれ。

 

もちろん承知ですが、中田さんが作りたい世界に歩み寄るのもオーディエンスの役目かな、と。

 

いつか日本武道館を巨大なダンスフロアに。

AORに酔って、身体をくねらせ、踊る。

 

量産型音楽では味わえない空間を、日本に、世界に、ぶちかまそうじゃないですか。

 

中田裕二さんの更なる活躍を心から願っています!!!!